イントロダクション

Fiware-Cepheus は、軽量 NGSI ブローカである Cepheus-Broker と、複合イベントプロセッサであるCepheus-CEP の 2つのコンポーネントを NGSI ゲートウェイに提供します。

これらのコンポーネントは、NGSI 準拠の完全 IoT ネットワークを構築するために、他の NGSI 互換コンポーネント(Orion BrokerIoT Agents)と連携して動作します。

アーキテクチャ

NGSI ゲートウェイの一般的なアーキテクチャは次のとおりです :

overview

このアーキテクチャでは、IoT Agent によってプロキシされる非 NGSI デバイスを除き、すべてのコンポーネントが NGSI 情報モデルを使用して通信します。

NGSI v1 API

このマニュアルでは、FIWARE NGSI v1 API の知識があることを前提としています。まず、FIware-Orion プロジェクトの FIWARE NGSI APIv1 Walkthough を読むことをお勧めします。

注 : Cepheus-Broker および Cepheus-CEP コンポーネントは、JSON と XML の両方の形式で NGSI v1 API をサポートしています。

用語集

Fiware の用語

  • ゲートウェイ / エッジ : 仲介NGSIコンポーネント、オプションで実行する fiware-cepheus コンポーネント(通常、センサの近くに配置されたRaspberryPi)
  • センサ / デバイス : いくつかのデータをコンテキスト・エンティティとして他の NGSI 対応コンポーネントに送信できる NGSI 対応デバイス

NGSI の用語

ここでは、より一般的なソフトウェア・エンジニアリング用語を使用してこれらの用語を説明します。

  • コンテキスト情報モデル : NGSIデータモデルのグローバル名
  • コンテキスト・プロバイダ/コンテキスト・プロデューサ : コンテキスト要素の更新元
  • コンテキスト・マネージャ/ブローカ : コンテキスト・エンティティをホスト/転送できるサービス
  • コンテキスト・エンティティ / 要素 : 属性のグループを定義するクラス(人、場所、イベント、物など)
  • コンテキスト属性 : コンテキスト・エンティティに関連付けられた属性
  • メタデータ : コンテキスト要素の各属性に関連付けられたメタデータ
  • エンティティId : コンテキスト・エンティテの一意の ID
  • エンティティタイプ : コンテキスト・エンティティのタイプ

CEP の用語

これらの用語は、CEP (複合イベントプロセッサ)に関連し、NGSIの用語を使用して記述しています。

  • イベント : コンテキスト・エンティティの状態への更新
  • イベントタイプ : イベントが更新できる属性のセット
  • ストリーム : 同じタイプのイベントの流れ
  • 着信イベント : コンテキスト・プロバイダによって生成され、CEPエンジン(コンテキスト・マネージャと見なされる)宛のストリーム
  • 送信イベント : 受信イベントにステートメントを適用した結果としてCEPエンジン(コンテキスト・プロデューサと見なされる)によって生成され、コンテキスト・ブローカに送信されるストリーム
  • ステートメント : 受信イベントにCEPエンジンによって適用され、送信イベントを生成する一連のルール

IoT Agent の用語

これらの用語は、IoTエージェントの使用に関連しています。

  • コマンド : デバイスでコマンドトリガーする特殊なコンテキスト属性。これらのコンテキスト属性は、IoT Agentsによって registerContext リクエストされたコンテキスト・ブローカに最初に登録されなければなりません
  • レイジー属性 : コンテキスト・ブローカ(サードパーティーのアプリケーションからクエリを転送する)が IoT Agent(プルモード)にクエリする特殊なコンテキスト属性。これらのコンテキスト属性は、IoT Agents によって registerContext リクエストされたコンテキストブローカに最初に登録されなければなりません
  • アクティブ属性 : IoT Agents がコンテキスト・ブローカに定期的に送信するコンテキスト属性(プッシュモード)

これらの特殊属性の詳細な説明は、IoT Agents プロジェクトページ で参照できます。